• アクセス
  • Q&A
  • リンク集

リハビリ室コラム/Rehabilitation Column

2021ジャパンパラゴールボール競技大会 日本代表チーム帯同報告
リハビリテーション科 藤堂 愛(理学療法士)

(令和3年7月)

202126日(土)~7日(日)の2日間に渡り、千葉ポートアリーナにて2021ジャパンパラゴールボール競技大会が開催されました。本大会は、日本国内最高峰の大会であり、例年では世界の強豪チームを招いて行われる国際大会ですが、今年度は男女日本代表チーム(各AB2チーム)と男子クラブチームの5チームが参加しての大会となりました。また、会場は無観客で行われ、全試合がYouTubeにて生配信されました。本大会を開催するにあたり、出場選手やチームスタッフ、大会関係者全員がPCR検査を実施する等、新型コロナ感染症対策を徹底し万全の体制で大会当日を迎えました。

大会1日目は、第1試合で女子日本代表ABが対戦し、エクストラスローまで突入する拮抗した試合展開の末、01で女子日本代表Bが勝利しました。第2試合では男子日本代表ABが対戦し、103で男子日本代表Aが勝利しました。

大会2日目にはエキシビジョンマッチが行われ、第1試合では、男子クラブチームと女子日本代表Aが対戦し53で女子日本代表Aが勝利し、第2試合では、男子日本代表ABが対戦し51で日本代表Aが勝利しました。第3試合では、女子日本代表Bと男子クラブチームが対戦し89で女子日本代表Bが勝利しました。

2020年は、コロナ感染症の影響により、当初予定していた海外遠征や大会は全て中止となり、チーム独自の感染症対策を徹底しながら活動拠点での強化合宿を続けてきました。そのような中で、無事に今大会を開催することができたことは大変貴重でしたし、大会特有の雰囲気や緊張感を感じることができました。選手もこの1年間で強化してきたことに確かな手ごたえを感じているように思いました。大会本番まで約1か月となり、パラリンピックという大きな舞台で最高の結果を残すために、ここから更にチームの結束力を高めていきたいと思います。

最後に、診療時にはリハビリに通院される方々からたくさんのお声かけを頂き、ゴールボールという競技が認知されてきていることを実感し、大変嬉しく思っています。
ぜひ今後ともゴールボール男女日本代表チームの応援をよろしくお願いいたします。

試合の前後半とオーバータイムで決着がつかなかった場合に行われる、サッカーのPKのようなもの。選手が11で対面し攻撃と守備を交互に行う。