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リハビリ室コラム/Rehabilitation Column

2021ジャパンパラゴールボール競技大会 日本代表チーム帯同報告
横浜市スポーツ医科学センター リハビリテーション科 藤堂 愛(理学療法士)

(令和4年1月)

20211211日(土)~12日(日)の2日間、郷土の森総合体育館(府中市)にて今夏の東京パラリンピック競技大会後最初の大会となる「2021ジャパンパラゴールボール競技大会」が開催されました。本大会は世界の強豪チームを招いて行われる国際大会ですが、今回もコロナ禍で海外チーム誘致が困難であったため、前回大会同様に男女日本代表強化チームのみでの開催となりました。本大会を開催するにあたり、チームスタッフや大会関係者全員がPCR検査を実施する等、引き続き新型コロナ感染症対策を徹底し万全の体制で大会当日を迎えました。会場は無観客となりましたが、全試合が解説付きでYouTube配信されました。

大会1日目は女子代表強化3チーム(ABCチーム)の予選試合が行われ、2日目は男子代表強化2チーム(ABチーム)のエキシビジョンマッチと女子の決勝戦が行われました。女子は、予選でAチームとBチームが勝ち上がり、決勝戦にてAチームが1対0でBチームに勝利しました。男子は、延長戦までもつれ込む接戦の末、Aチームが8対7でBチームに勝利しました。未だ感染症が収束していない中、国内で大会を開催できたことに感謝すると共に、チームにとっても現状の課題をあらためて把握する機会となりましたので、今後の強化に生かしていきたいです。

大会の最後に、今年度で代表強化指定選手としての活動を終える浦田理恵選手の引退セレモニーが行われました。長い間第一線でプレーし、ゴールボールの普及という面でも活躍してきた選手です。引退はとても残念ですが、浦田選手をはじめこれまでゴールボールに関わってきた多くの選手やスタッフがいたことを忘れずに、今後もトレーナーとしてチームのために精一杯力を尽くしたいと思います。

 2022年度は大きな大会をいくつか控えており、全てがパリパラリンピックへの出場権に関わります。国外で開催予定のため長期的に診療を不在にすることがあるかと思いますが、現場で経験し学んだことを日々の診療に生かし、地域の皆様へ伝えていくことで還元してまいります。

今後ともゴールボール男女日本代表チームの応援をよろしくお願いいたします。

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