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リハビリ室コラムrehabilitation column

筋・筋膜性腰痛のリハビリテーション

                                リハビリテーション科 木村 佑(理学療法士)


 筋・筋膜性腰痛は、アスリートから一般の方まで多くの人が発症する腰痛で、腰背部の筋肉が過緊張となることにより生じます。同じ姿勢を保持していると痛む、前屈あるいは後屈すると痛む、回旋すると痛むなど症状は様々で慢性化することもしばしばあります。
 骨や椎間板などの腰の構造的な破綻が原因ではなく、骨盤や背骨のねじれといった姿勢の崩れや体幹の筋力低下など機能的な問題が原因となります。日常生活を送っているだけでも、利き手の影響や座り方の偏りなどで姿勢は崩れます。スポーツにおいては、投球動作やキック動作など様々な場面で左右非対称の動作が求められるため、姿勢の崩れやそれに伴う体幹機能の低下といった機能的問題がさらに生じやすくなります。
 機能的な問題が原因となっている腰痛は休養のみでは改善しません。筋・筋膜性腰痛で当院を訪れる方の話を聞いていると、「痛みを感じたためしばらく休養したが、プレーをすると同じ症状が現れる」あるいは、「マッサージなどにより一時的に腰痛が改善するが、効果が長持ちしない」といった話をよく耳にします。これらは、原因である姿勢の問題や体幹機能の問題が改善していないために生じていると推察できます。
 そこでリハビリは、(1)骨盤や背骨のねじれの改善、(2)体幹深部筋の強化、(3)スポーツ動作への応用といった順で進行していきます。


(1)骨盤や背骨のねじれの治療

 骨盤や背骨のねじれが生じていると、前後屈や回旋などの正常運動が阻害されます。的確な評価により姿勢の崩れを把握したのちに、ボールを使用したセルフマッサージやストレッチなどにより骨盤や背骨のねじれを整えます。





(2)体幹深部筋の強

 骨盤や背骨は体幹深部の筋機能により支持性が高まる構造となっています。正常な姿勢を獲得した後に、体幹深部筋の強化を行います。その際、単純な運動から複雑な運動へと強度を高めながらスポーツに必要な体幹機能の獲得を目指します。


(3)スポーツ動作への応用

 各種スポーツに必要な動作を考慮しながら、体幹深部筋の効果的な使い方を練習します。