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秋野菜を使った
メニュー

さつまいもご飯

芋汁

○里芋・いかの煮物

たらのピーナッツ揚げ

○ピーナッツ白玉柿添え



 ★レシピはこちら











 10月に入ってから夜風が涼しくなり、秋めいてきました。それと同時に、旬のさつまいもや里芋などの芋類がスーパーなどにも出回り、食べ過ぎに注意する時期です。



ちゃんリポート第14弾!

天気にも恵まれた9月某日、7月 に青梅狩りもさせていただいた「yours garden門倉農園さん」で秋の味覚満載「落花生&里芋&さつまいも掘り」に挑戦しました!今回は当センター臨床検査技師の二人と一緒 です。
東戸塚にある門倉農園さんは青梅、いちじく、さつま芋に落花生など野菜からフルーツまで多種にわたり生産されています。




当日の流れはさつまいも掘り→里芋掘り→落花生掘りの順で行っていきます。前回の青梅狩り同様に手袋をはめて準備万端、いざ、さつま芋掘りへ!


◆さつま芋堀り

1株から大小5本のさつまいもが収穫できました。

門倉農園さんでは種子島産「安納芋」*1という品種のさつまいもを栽培されていて、さつまいもは夏に雨(水分)が少ないと甘みを増すので、「今年のさつまいもは甘い!」とのこと。


*1
種子島特産のさつまいも。オレンジ色の果肉にはカロテンが多く含まれている。甘みが強くねっとりとした食感が特徴。新聞紙に包み常温で冷暗所に1ヶ月保存すると甘みが増します。







◆里芋堀り


次にくわを持って里芋堀りへ!里芋の根部分の周りの土をくわを使って掘り起こします。てこの原理(押す→引く)を使うと簡単に掘り起こせます。
 












掘り起こした状態の里芋を土を払いながら親芋、子芋、孫芋部分にはずします。




茎部分につながる先がとがっている芋が親芋、親芋から出た芽部分に相当する芋が子芋、孫芋とつながっていきます。食べ方は、茹でて田楽にして食べる・芋汁(味噌汁)がおすすめとのことでした。
里芋の名称は里(村)に作る芋の意味で山芋に対する言葉です。


◆落花生堀り

最後は落花生掘りです。
ビックリする程の大粒でした。さつまいも同様に茎・葉部分をもって引き抜きます。引き抜くには思っていた以上に力が必要でした。




土を払いながら一粒ごとにはずしていきます。




落花生は花が咲いた後、子房(実の部分)が地中に伸びて地中で成長します。生命の不思議さ、生命力の強さを感じました。
また、落花生には脂質が多く含まれていますが、脂肪酸組成でみるとオレイン酸やリノール酸など動脈硬化の

進展予防効果の大きい不飽和脂肪酸が多く、コレステロールはゼロです。また、便秘改善効果の大きい食物繊維も多く含んでいます。

 

       ☆里芋について

☆特徴
: サトイモ科

原産地はインド、ネパール、マレーシア半島付近と考えられ、そのうち耐寒性のある品種が中国南部を経由し、縄文時代中期頃日本に伝播した。サトイモは茎が肥大したもので、株の中心に親芋、親芋からでる芽部分に相当するものが子芋や孫芋である。
サトイモは春に種芋を植え秋に収穫するため旬は秋だが、貯蔵性が高く一年中市場に出回っている。

(1)小芋・孫芋部分を食する
代表品種:石川早生、土垂「どだれ」
上記2品種は「サトイモ」として売られることが一般的で区別がつきにくい。
「石川早生」・・・関西で生産される。球形、柔らかく粘りが強い。
「土垂」・・・関東で生産される。やや縦長い、粘りが強い。


(2)
親芋・小芋部分を食する
代表品種:エビイモ、ヤツガシラ
「エビイモ」・・・唐芋「トウイモ」に属し、特別に肥培させ「海老芋」として市場に出回るものは大きく曲がったエビ状の芋で高価。
ホクホクとした粉質でやや硬く独特の味わいが特徴。エビイモと棒だらを煮た芋棒「いもぼう」は京都の伝統料理である。

「ヤツガシラ」・・・唐芋に属し、1つの親芋から多くの芽がでる性質を持つ。親芋の肥大が早めに止まり小芋の肥大が早いため親芋と子芋が分球せず結合して不整形な塊状になる。水分が少なく粉質でサトイモの中でも高級品とされる。また、葉柄はえぐ味が少なく、芋茎(ずいき)や芋茎(いもがら)としても利用される。
関西では雑煮に入れる習慣がみられる。
 

☆栄養100gあたり

エネルギー 

 58kcal
たんぱく質  1.5g
脂質  0.1g
炭水化物  13.1g
カリウム  640mg
カルシウム  10mg
 0.5mg
ビタミンE  0.6mg
ビタミンB1  0.07mg
ビタミンB2  0.02mg
食物繊維  2.3mg

 

       ☆落花生について
☆特徴:  マメ科ラッカセイ属
原産地は南アメリカとされ、中国を経て日本へ伝播した。落花生の由来は、花期後に子房の先が地中に潜って子実が成熟するため。日本では主に関東(千葉県、茨城県、神奈川県)、南九州(宮崎県、鹿児島県)で生産され、特に千葉県は生産量の約60%を占める。「おおまさり」・・・千葉県農林総合研究センターで国の指定試験事業として大粒の落花生品種の育成を実施。特徴:(1)子実が柔らかく甘みがある。茹で落花生に適している。
(2)既存の茹で落花生品種「郷の香」の約2倍と大粒。

☆栄養100gあたり

エネルギー 

 562kcal
たんぱく質  25.4g
脂質  47.5g
炭水化物  18.8g
カリウム  740mg
カルシウム  50mg
 1.6mg
ビタミンE  10.9mg
ビタミンB1  0.85mg
ビタミンB2  0.10mg
食物繊維  7.4mg

 

参考

yours garden 門倉農園
千葉県庁ホームページ
・新調理実習:関西調理研究会

・食品図鑑:小学館

・五訂栄養成分表:女子栄養大学
 

 

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