| 
       
      
       主に夏に雨が降る温帯モンスーン気候の地域で栽培された、小さな種子をつけるイネ科穀類をさす。 
      
      品種・・・ 
      (1)「きび」・・主要栽培国はインド・中国・中央アジア地域で、もち種・うるち種がある。もちもちした食感、ほのかな苦味と甘みがある。雑穀の中でたんぱく質を多く含み
      、善玉コレステロールを上昇させる効果がある。 
       もち種;餅・団子や中国黄酒・飴づくりに 
       うるち種;炊飯・粒粥に 
       成分;たんぱく質・カリウムを豊富に含む 
      (2)「オオムギ」・・穂の各節に3つの小穂がつき、3つの小穂全部が結実するものが六条オオムギ、中央の小穂のみが結実するものが二条オオムギと分類する。 
       精白すると粒食に適するため、圧縮した「押し麦」や粗く砕いた「ひき割り」として米と一緒に炊飯する。しかし、グルテンを含まないため製パンにはむかない。 
      
       ビールの原料「麦芽」としての利用も多い。麦芽はオオムギを発芽させたもので、発芽により種子のなかに多量にできるアミラーゼなどの酵素を利用する。 
      (3)「あわ」・・・原産地は中央アジアからインド北西部にかけての地域で、もち種・うるち種がある。もちもちした食感、甘みがある。アレルギー代替食品としても注目を集めている。 
       うるち種;炊飯、粒粥 
       もち種;餅、粟おこし、飴づくり、泡盛の原料としても利用 
       成分;鉄を豊富に含む 
       
   |