
主産地はイタリア、スペインなどの地中海沿岸諸国。オリーブの果実は40〜60%と高い油含有率を持ちます。
油は薄黄色をしており、特有の香りと旨味があり、古くから最高級油として利用されてきました。
| オリーブオイル100g中の脂肪酸量 | |
|---|---|
| オレイン酸 | 70.5g |
| リノール酸 | 9.8g |
| αリノレン酸 | 0.8g |
| パルチミン酸 | 9.3g |
上図から、オレイン酸(一価不飽和脂肪酸:二重結合を一つもつ)を多量に含む油脂で酸化しにくい性質を持っていることが分かります。このことから動脈硬化の予防効果が期待されていますが、だからといって摂り過ぎれば肥満の原因にもなります。
その他にも、カロテン、ビタミンE、ビタミンKも豊富に含んでいます。
特に冬場や試合前など免疫力アップが必要とされる際、緑黄色野菜を沢山食べますが、これら野菜に多く含まれるビタミンAは脂溶性ビタミンのため、脂質と一緒に食べると小腸での吸収がアップする特徴をもつため、オリーブオイルを含めた油脂を毎日適量摂ることは健康を維持するうえでも必要なことです。
| オリーブオイル | |
|---|---|
| エネルギー | 921kcal |
| たんぱく質 | 0g |
| 脂質 | 100g |
| 炭水化物 | 0g |
| カリウム | 0mg |
| カルシウム | 0mg |
| 鉄 | 0mg |
| 亜鉛 | 0mg |
| マグネシウム | 0mg |
| ビタミンC | 0mg |
| ビタミンB1 | 0mg |
| ビタミンB2 | 0mg |
| カロテン | 180μg |
| ビタミンK | 42μg |
| ビタミンE | 7.6mg |
| 食物繊維 | 0g |
牛乳を素材にした生クリームを酸凝固させて作るため、脂肪分が高くネットリとなめらかな生地をもつ柔らかなフレッシュチーズ*1)。
イタリア北部ロンバルディア地方が発祥地。これを食べたスペイン総督が「マス・ケ・ブエノ(スペイン語で絶品!)」と叫んだことから命名された。ティラミスなどイタリアデザートに使用されています。
*1)フレッシュチーズ:牛や羊などの乳に乳酸菌やレンネットを加えて固め、水分を少しとった出来立てのチーズ。全乳または脱脂乳を原料とし、凝乳を小ブロックに切断し、ゆっくりと水切りを行うことで乳清をできるだけ長い時間残した、とろっと固まったチーズが出来上がります。
チーズを作る際に捨てられる乳清(ホエー)に牛乳を加え加熱、溶けていたたんぱく質を熱で凝固させたもの。チーズケーキの材料としても利用されます。
「モッツァレラ」とは、イタリア語の「引きちぎる」という意味で、1度固めた凝乳に熱湯をかけて餅状に溶かしたものを練り、丸くちぎって水に放して商品が多く販売されています。現在は牛乳を使用することが多いですが、本来は水牛の乳を用いて作られています。
| 参考 |
| ・ 新ビジュアル食品成分表:鈴木一 ・食材図典U:小学館 ・海の公園ホームページ |