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2012
年明けましておめでとうございます!
早いもので、私が京から横浜に来て5回目のお正月を迎えました。今年は私自身、マラソンに初挑戦 します!「何事にもチャレンジあるのみ!」をモットーに これからも挑戦していきたいと思っています。そして、ヘルシーレシピにも時々写真で登場しますのでこれからも宜しくお願いします。



レポート第17弾!かまぼこ&竹輪作りに挑戦


今回、小田原市にある「鈴廣」でかまぼこ&竹輪作りに挑戦しました。

鈴廣本店は小田急線「風祭駅」目の前にあります。また鈴廣本店に隣接して「鈴廣かまぼこ博物館」はあり、50名程が一度に体験できる手作り体験 施設となっています。



体験教室は、かまぼこ⇒竹輪の順で進みます。

室内に入ってエプロン&キャップを被り、手洗いを済ませたら自分の氏名入りかまぼこ板の前でスタンバイ。




かまぼこ作りに挑戦!

(1)へらですり身をまず軽く左右に伸ばす⇒中央に集める。この作業を45回行い、長方形にならします。




(2)両端1cm部分を取り除き かまぼこ板を左端に立て、右端部分にへらを斜めに入れ、すり身をすくう感じで板に盛り付ける。残ったすり身も加え、へらで形を整える。



(3)成形できたかまぼこを蒸し器に入れて蒸します。




蒸す⇒冷やすこと約1時間。蒸しかまぼこが出来上がりました!!
白くて艶やかな蒸しかまぼこの完成です。

ぷりぷりとして、歯ごたえのあるかまぼこでした。




ミニメモ1:

☆なぜかまぼこは板についているのか?
かまぼこの板はモミやシラベの木が使われています。蒸したり冷やしたりする時、水分を吸ったり出したりします。その時にかまぼこの板は余分な水分を吸ってくれるため腐りにくくする役目をしています。


☆かまぼこのいわれ
かまぼこはすり潰した魚肉を棒に巻いたり、鉾の先につけて焼いたものが始まりと言われています。現在の竹輪に近いものでした。植物の蒲の穂に似ているところから「がまのほ」と呼ばれていました。いつしか、「蒲(がま)」と「鉾(ほこ)」がくっつき、「がまぼこ」⇒「かまぼこ」となったそうです。
 
次は、竹輪作りに挑戦!!

(1)かまぼこ同様、へらですり身を軽く左右に伸ばす⇒中央に集める。この作業を45回行い、長方形にならします。




(2)すり身の右端部分取り除き、すり身に巻きつける棒の中心部分が重なるように棒を置く。右端部分にへらを 斜
めに入れ、すり身をすくいながら竹輪の棒に巻きつける。残ったすり身も加えへらで形を整える。

(3)竹輪、焼きマシーンへ。



5分後・・・

白さが増してきました。



20分後、焼き竹輪が完成!




思わずできたての焼き竹輪をパクリ!ごちそうさまでした。




ミニメモ2:

☆かまぼこの製造工程

(1)魚の身を採る(3枚におろす)

かまぼこ1本作るのに、魚(250g)56匹を使用します。小田原では主に白身魚「グチ」を使います。血合い部分が混ざると かまぼこが白く仕上がらないため白身部分のみ使用します。

(2)身を水でさらす

おろした身を地下水で十分さらし「水 さらし」、血液や脂肪を取り除きます。
この作業により、蒸した時に弾力が生まれ、かまぼこが一層白く艶やかになります。

(3)石臼で身を擂る

きれいになった身を石臼ですり潰します。
まず、塩だけを加えて練り、弾力の元となるたんぱく質を溶かします。次に、砂糖やみりん、卵白など調味料を徐々に加えて仕上げます。
塩や砂糖を加えて練ると、身はのり状に変化していきます。

(4)すり身を板につける

すり身を3回にわけて板につけます。
1回目「引き起こし」、2回目「中掛け」、3回目「上掛け」といいます。
また、すり身を長く放置すると「坐り」といい、身がこってしまい良い弾力が生まれなくなるため、この作業は素早さが勝負です。

(5)
蒸す

せいろを用いて柔らかな蒸気で包むように優しく蒸します。小田原かまぼこは山高なので、表面と中心温度を均一に蒸すことが大切です。
他の地方では「焼く」製法もありますが、「蒸す」製法は小田原ならではの伝統的な作り方です。





前回はマラソンを始めた場合、日頃から気をつけたい食事ポイントを説明しました。今回はマラソン本番が近づいてきた場合(一週間前から)の食事ポイントを説明します。
 長時間走るためにはエネルギー(グリコーゲン)を体にたくさん貯蔵しておく必要があります。もし、グリコーゲンが沢山貯蔵できていれば、練習後の疲労回復も早まり、長時間走り続ける ことができるためタイムも縮められるでしょう。

ここでは、グリコーゲンローディング法(改良方法)という方法を紹介します。









レース前の調整期において食事で配慮すべき点は、「安全性」を確保することです。

緊張すると胃腸の消化吸収能力が低下しやすく、下痢・食欲低下がよくみられます。そのため、日常と変わらない食べ慣れたメニューを選択し、また、刺身など生ものや貝類・甲殻類はレース前には避けたほうが無難です。レース前日、当日は グリコーゲンを少しでも多く蓄えるため高糖質・低脂肪食が基本となります。

そのため、

(1)主食のご飯や麺類は適正量しっかりと食べる。(餅入りうどん=力うどんは最適ですね)

(2)主菜の添え料理にパスタやマカロニを取り入れる。

(3)果物を摂る。

(4)揚げ物やコッテリした肉料理は控える。

など食事面で工夫しましょう。

また、レース当日は食事時間にも配慮が必要です。消化吸収の低下を考慮し、食事はレース本番23時間前には摂りましょう。その後、空腹感が出れば補食を適宜摂りエネルギーを補充します。補食は果物やゼリー食品・スポーツドリンクなどがよいでしょう。

皆さん、マラソンレース本番で最良のパフォーマンスを発揮するため日々トレーニングを行います。

と同じ様に、食事もレース直前だけ整えれば良いわけではありません。通常のトレーニング期より食事の量や質に注意し、日頃からグッドコンディションを維持できる能力を高めましょう。

 

参考

小田原「鈴廣」ホームページ
新版コンディショニングのスポーツ栄養学:樋口満
新調理実習:関西調理研究
・食品成分表「新訂版」:新しい食生活を考える会

 

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