城郷小学校派遣指導報告
城郷小学校でケガ予防の取り組みを実施しました
6月26日(木)、城郷小学校で「みんなで実感!ケガを減らして安心安全な城小を目指そう!」をテーマに、学校保健委員会が開催されました。 当日は、リハビリテーション科から田中理学療法士と末光理学療法士が講師として参加し、小学生のケガ予防についてお話と実技指導を行いました。 先生方からは「転倒や捻挫によるケガが多いため、予防の方法やストレッチを教えてほしい」との要望があり、今回の取り組みが実現しました。
この会には、保健委員の児童約30名をはじめ、教職員約10名、保護者約10名が参加しました。
児童たちは事前に「学校でどんなケガが起きているのか」を調べており、「なぜケガをするのか」「どうすれば減らせるのか」という視点をもって積極的に取り組んでいました。
講義と実技の内容
講義では「小学生に多いケガと予防法」と題し、日常生活や学校で起こりやすい転倒や足首の捻挫を取り上げました。
バランス力や足の筋力不足、反応の遅れといった身体的な特徴をわかりやすく説明し、道具を使わずにできるセルフチェックも紹介。子どもたちが「自分の体の特徴に気づく」きっかけとなりました。
実技では、片足立ちバランス、つま先上げ、もも上げ、足指じゃんけんやタオルギャザーなど、教室や自宅でも簡単にできる運動を体験してもらいました。楽しみながら取り組める内容で、続けやすい工夫も盛り込みました。
参加者の声
児童からは「セルフチェックをやってみて、自分も転びやすい特徴があることに気づいた」との感想があり、保護者からも「普段使わない筋肉を動かしているのを実感した」と前向きな声が寄せられました。
今後の展開
保健委員会を中心に、学んだ内容を学校全体に広めていくことが計画されています。さらに、近隣の小中学校とも共有し、地域全体でケガ予防の意識を高めていく取り組みにつながることが期待されます。
当科の取り組み
当リハビリテーション科では、日々の診療だけでなく、地域での健康教育やケガ予防活動にも力を入れています。 今後も医療機関としての知識と経験を活かし、地域の皆さまが安心して生活できる環境づくりを積極的に支援してまいります。
身体機能チェックの様子


