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リハビリ室コラム/Rehabilitation Column

フィギュアスケート選手のコンディショニングサポート
リハビリテーション科 来住野麻美(理学療法士)

横浜市スポーツ医科学センターを管理運営する横浜市スポーツ協会は、横浜銀行アイスアリーナの管理運営を行っています。そこでは一般利用として多くのお客様にスケートを楽しんでいただけるほか(2021年6月現在は感染対策のため利用者数を制限しています)、フィギュアスケート教室や選手育成も行っています。私は、そのフィギュアスケート選手コースに在籍している選手を対象に週に1度コンディショニングサポートとして身体の不調やコンディショニングの相談をうけています。

フィギュアスケートはとても華やかである一方、氷の上という不安定な場所で滑ったり回ったり跳んだりするハードで繊細な競技です。どんなスポーツでもけがは起きますが、特にスケート選手では足や腰や膝のけがが多いとされています。一般的にけがの種類は大きく分けて急性外傷(突発的に起きるけが)と慢性障害(だんだんと痛みが強くなったり、痛みが続いたりするようなけが)に分けられますが、慢性障害はストレッチや関節の動きをよくしたり、体の使い方を整えたりすることで大きなケガに至らずに済みます。困っているところは選手それぞれですので、サポートでは選手に応じたコンディショニングをお伝えしています。

2020年度は氷上練習ができない時期があったり、試合が中止・変更されたりしたのでコンディショニングには苦労した選手も多かったようです。しばらくは以前のような活動は難しいかもしれませんが、どのような状況でも選手がけがなく練習できるようサポートさせていただきたいと思います。

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